夜行バスの運転手のお仕事
私は過去、夜行バスの会社で働いていました。
夜行バスって実際どんな仕事をするのか書いてみます。
夜行バスの仕事の1日
大阪→東京、東京→大阪便
夕方19時頃出勤。
・車の点検
・点呼、アルコールチェック
出勤したら、バスの点検をします。といっても、基本的な点検は整備の人がしているので、座席や乗客名簿のチェックがメインですね。
夜行バスの運行管理者による、点呼と、アルコールチェックがあります。
時間になったらバスの常務開始。
まずは大阪のバスの駅まで向かいます。この間は乗客もいず、自由に運転しています。
大阪のバスの停留所についたらターミナルで人を乗せます。乗客の確認を済ませた後、バス出発。
京都から東京までは大体バスで6時間。
運転手2人で交代しながら運転です。
大体2時間に1度の交代ですね。バスによっては客席から運転席が見えないので、乗客を気にせずリラックスして運転することが出来ます。
(夜行バスなので、客席に光が入らないように運転席と客席の間にカーテンを閉めています)
東京駅に到着
そして東京駅に到着。お客さんを降ろします。
お客さんんを降ろした後は、東京にある宿に宿泊。
拘束時間は1日12時間位かな。
実際に1人が運転するのは4時間位、お客さんの相手が1時間を2回(乗車時、降車時)位です。
そしてその日の夜、今度は東京から大阪までバスを運転して帰宅します。
実際夜行バスの運転手の仕事は大変なのか?
夜行バスの運転って実際めちゃくちゃ大変そうですよね。
私の働いていた会社の運転手さんによると、「楽」と考える人が多かった気がします。
理由としては
●お客さんの対応が少ない
夜中は基本的にお客さんはみんな寝ています。なので、対応が必要なのはお客さんの乗せ下ろしの時間だけ。
運転席と客席も区切られていることが多いです。
なので、お客さんを気にせず、一人で運転に集中することができます。リラックスして、ドライブ気分で仕事が出来るとのことでした。
逆に路線バスだと、混んでいる道路で・お客さんの乗せ下ろしを気にしつつ・運転中もお客さんのトラブルや両替があったり・バス停も毎回気にしなくちゃいけない・昼間やラッシュ時は道も混んでいる・困ったお客さんがいたり…とやることが多くて大変みたいです。
●道が空いている
夜中なので道も空いていることが多く、渋滞に巻き込まれるなどのストレスも少ないです。
それでも年1回位、トラブルに遭うことはありましたが。大雪で大渋滞して、普段なら早朝に到着する便が夕方到着になり、その後急遽その夜からのバス運休になったため、運休の間東京から帰ってこれなかったり…。
●実際の運転時間は長くない
高速バス事故が過去何度か起こったことにより、バス会社での運転時間に対する規制も色々厳しくなりました。
今、東京・大阪の往復路線は必ず2人体制で行うことになっています。そして、大体2時間ごとに運転を交代していました。
大阪から東京への距離は車で約6時間。
関西の会社→大阪・京都→新宿・東京→東京の会社(宿場)に回っても、上プラス1~2時間位。
大体2時間で運転が交代になりますが、「1日2時間しか運転しない日」もあったりしました。
なので運転時間は通常で1日一人4、5時間(2時間×2回)位です。
空いている時間は、バス内の簡易ベッドで休憩出来ます。
あ、運転以外に帰ってきてからバスの掃除をする時間がありました。(1時間位)
●給料はそれなりに良い
夜中の仕事のため、手当がつくので給料はそれなりに良かったです。
●人間関係はちょっと大変?
基本的に一人で運転する仕事なので、運転時間は大丈夫です。
だけど、関西の会社なので東京では宿に泊まることになります。
その宿で、同僚と2日に1回一晩一緒に過ごすことになります。
男同士でワイワイ楽しいと思う方もいれば、集団行動が辛いと感じる方もいるようです。
最後に
夜行バスの運転手の仕事をまとめてみました。
私は運転手ではなかったので、聞いた話によるものですが。
話を聞いていると、「私も大型免許を取って一緒に運転したいなあ」と思ってしまうほど、運転手さんたちは楽しそう&いい人ばかりでした。
大型にのる人って怖い人が多いイメージだったんですが、バスの運転手さんはみんな人当たりのいい人ばかりです。
バス業界は人手不足です。興味のある方は、是非やりたい仕事の一つに入れてみてください。